クワドラントの法則

今回はビジネスシーンでも良く耳にする

クワドラントの法則についてお話しさせて頂きます。

改めて再認識していって下さい。

4つのクワドラントとは?

Employee(労働者)

日本国内において

就業者に占める雇用者・労働者の

割合は87%になります。

後ほど説明するB(ビジネスオーナー)に

雇用されて時間や労働力を切り売りすることで

収入を得ているのがE(労働者)です。



多く働いたとしても増える収入は残業代程度で

収入が大幅アップすることはないかわりに

毎月必ず一定の収入が得られます。



収入源:時間の切り売り

属する人:会社員・公務員・派遣社員・アルバイト

意思決定の主導権:勤務先の企業にある




Self employee(自営業者)

E(労働者)と同じく

時間や労働力を切り売りすることで

収入を得ているのがS(自営業者)です。

ただ、E(労働者)と異なるのは、

多く働けば収入も比例して増えることと

意思決定の主導権は自分自身にあることです。



仕事・スケジュール・働く場所など

ある程度は自分の意志で決定できます。



収入源:時間の切り売り

属する人:個人事業主・開業医・弁護士

意思決定の主導権:自分自身




Business owner(ビジネスオーナー)

ある程度の規模の会社を所有・経営したり

事業に出資して事業の”権利”を持つ人です。

E(労働者)やS(自営業者)との違いは

基本的に自身は現場での作業などはしないことです。

従業員やシステムが働いてくれるので

事業が軌道にのれば、自由な時間も増えます。



収入源:権利収入

属する人:会社の所有者・起業家・店舗オーナー・印税で稼ぐ人など

意思決定の主導権:自分自身




Investor(投資家)

株・債券・不動産などに投資して利益を得ています。

ビジネスの仕組みを考えるのはB(ビジネスオーナー)

ですがI(投資家)は仕組みすら考えません。

I(投資家)は自身の時間を使うことなく

他人のビジネスを利用しお金を自分のために

働かせて収入を得る人です。

自由な時間が多く持てます。



収入源:権利収入

属する人:数億、数十億を動かすことができる人

意思決定の主導権:自分自身

日本国内の全就業者の9割がE(労働者)またはS(自営業者)

のクワドラントに属しています。

ですが世の中の富の90%がB(ビジネスオーナー)とI(投資家)

が保有しているとされています。




すなわち残りの10%を

E(労働者)とS(自営業者)で

分け合っていることになります。

左右のクワドラントの違い

右側のクワドラントと、左側のクワドラントには

どのような特徴があるのでしょうか。




左側のクワドラント

E(労働者)またはS(自営業者)が属する

左側のクワドラントの特徴を一言でいえば「労働」です。

E(労働者)もS(自営業者)も自分の時間をお金に変えています。

そして、得られる収入に上限があります。




右側のクワドラント

B(ビジネスオーナー)またはI(投資家)が属する

右側のクワドラントの特徴を一言でいえば「資本」です。

B(ビジネスオーナー)もI(投資家)も他人の時間をお金に変えています。

得られる収入には上限がありません。

収入の柱を複数持つ

お金に関して言えば

右側のクワドラントに向かうべきですが

実際、世界の長者番付トップ10の億万長者たちも

ひとつのクワドラントのみから収入を得ているわけではありません。





仕組みすら作らずに他人の時間やお金を働かせて

収入を得るI(投資家)には誰しもなりたいところですが

大きなリスクを伴うのも事実です。




リスク分散の観点から

左側のクワドラントと右側のクワドラントの両方に属して

複数の収入の柱を持つ人が増えています。




あなたがE(労働者)またはS(自営業者)だとして

仕事をしていない間も継続的かつ半自動的に

生み出してくれる収入を権利収入と呼び、

B(ビジネスオーナー)、I(投資家)

の右側のクワドラントの人は、

この権利収入を得ているのです。




クワドラントのお金の法則に従って

権利収入を得ると同時に、複数のクワドラントに身を置き、

複数の収入源を持つことでリスクを分散することができます。




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